薬剤師ママが実践しているセルフメディケーションについての記事です。
インフルエンザが猛威をふるっております。それと同時に花粉も飛び出しております。インフルエンザ予防と花粉予防でマスクは必須必需品。
ですが、毎日使っていると
目の下あたり
口の周り
顔の輪郭に沿って
気になる症状が。
チクチクしたかゆみ
赤くなってヒリヒリとした痛みが。
今の季節は乾燥も影響してお肌のコンディションも悪くなりがち。そこへマスクが擦れてかゆみ、痛みが起きるんですね。
マスクをしてしまえば目立ちはしませんが、本人は辛いんですよね…
しかも、場所も場所で
女性では顔となると
化粧品がしみて不便
あとに残らないか不安
きれいなお肌でいたい
↑これかなり重要
そんな悩みを改善すべくドラッグストアにある
あのうわさの成分が入った化粧水を買って使ってみますよ!
うわさの成分とは?その成分配合化粧水とは。
まず、物から…
商品は小林製薬のSaiki(さいき)cローション。
マツモトキヨシさんで購入。置き場所は入り口入ってすぐの話題の商品新製品の1番上段!サンプルも置いてありました。
パッとみ普通の化粧水ですがなんと第2類医薬品に分類。
そうなんです。ローションだし化粧品ぽいけど、れっきとした医薬品なんです。
顔に塗って大丈夫?
ご安心を。添付文書もしっかり拝見。
顔に塗ってOKみたいです。
そして配合されている気になるうわさの薬効成分とは?
最近、美容目的なのに保険で大量に処方されてニュースやら医薬品の適正使用が問題とされている
そう
ヘパリン類似物質です。
さいきは、それがなんと、ヒルドイドなどの医療用に使われているヘパリン類似物質配合医薬品と同量処方になっているのです。
ところで、ヘパリン類似物質とはなんぞや?
血液中にある血液が固まらないようにする成分なのですが
これまた構造が複雑で水っぽいのをたくさんまとってくれる、つまり保湿効果抜群な成分なのです。
お肌など皮膚には高い保湿効果をもたらしてくれ、ターンオーバー促進するので傷跡が残らないようにしたいという時にも良いそうです。
さいき ローション 使ってみたレビュー
使い心地は普通のサラッとタイプの化粧水と似た使い心地。洗顔後やお風呂上がりに使用してみました。
ついでに成分分析も。
顔に塗るのでヘパリン類似物質も大事だけど他の基材とか添加物はどうなんだろうとか気になります。
添加物一覧
グリセリン、ジプロピレングリコール、1.3-ブチレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、オリブ油、スクワラン、dL-ピロリドンカルボン酸Na、安息香酸、水添大豆リン脂質、キサンタンガム、コレステロール、アスパラギン酸、グリシン、DL-アラニン、エデト酸Na、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸、pH調整剤、その他1成分
パッとみて主成分のグリセリンは安定した安心成分ですし、そのほかオリブ油やスクワランなど保湿効果や水分の蒸発を防いでくれるような成分も配合されている。これは、有難い。
また、医薬品のヘパリン類似物質のヒルドイドやビーソフテン(後発品)にプラスして
グリチルリチン酸二ナトリウム→炎症を抑える
アラントイン→肌の修復を助ける
有効成分配合なのでお得感しかない。
使ってみて1週間が経ちますが
痛みは収まり、痒みも時々になり良くなっている感じがします。現状ではもう少し使ってベストなお肌の状態にしたいなということもあって使用継続中です。
乾燥の季節間マスクつける時は使うようにしてみようかと思っています。
改善されない方へ
添付文書によると医師薬剤師に相談とあります。受診をお勧めします。痒みの程度が進み炎症が起きてしまっていたりするとその肌の状態にあったお薬が必要になる可能性がありますので、そこは医師の判断に委ねましょう!
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